最終更新日 2023年1月7日
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近年、心不全パンデミックという言葉がよく聞かれるようになりました。
わかりやすく申せばそこらじゅう心不全だらけ、という伝染病にも似た広がり方という意味です。
なぜそれほど心不全が増えたのかは別ページをご参照いただくとして、私たちは重症心不全の患者さん(多くは拡張型心筋症や虚血性心筋症)で、心移植ができない方あるいは心移植を希望されない方を左室形成術でお助けして参りました。
バチスタ手術やドール手術から始まり、年々改良を加えて現在の安全な形までに育ちました。
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虚血性僧帽弁閉鎖不全症などの機能性僧帽弁閉鎖不全症に対して:
私たちが開発した乳頭筋最適化(PHO)僧帽弁形成術がお役に立ちます。この乳頭筋を前へ吊り上げる方法は専門家の間で認められるようになりました。さらに上記の心尖部凍結型左室形成を併用するとその限界点を上に押し上げることも、、、
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もう一つのミックス:
ミックス(小切開心臓手術)ができない場合でも、早い仕事復帰・早いクルマ運転復帰・少ない痛みが実現できています。手術の質や安全性ではこちらが上ですのでミックスとの使い分けが、、、
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メールマガジンから:
米田正始のメールマガジンから参考記事を抜粋でご紹介、、、
いい心臓・いい人生 【第138号】 第22回日本成人先天性心疾患学会にて
いい心臓・いい人生 【第137号】 第33回日本冠疾患学会にて
いい心臓・いい人生 【第136号】 第72回日本胸部外科学会にて
いい心臓・いい人生 【第135号】 キエフの国際学会に行って参りました
それ以前の記事はこちらに
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執筆:米田 正始
福田総合病院心臓センター長 仁泉会病院心臓外科部長
医学博士 心臓血管外科専門医 心臓血管外科指導医
元・京都大学医学部教授
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