Aさんは80代の男性です。来院時、あまり元気がなく、周囲からは認知症、老人ボケ、もう歳、などと言われていました。
しかし診察してみると脈拍が遅いことがよくあるのです。
失神発作などがあればそれまで診た先生らもペースメーカーを考慮されたものと思いますが、そういう強い症状がないためそのままになっていたようです。
そこで循環器内科の先生に相談し、検査の結果、心臓ペースメーカーが良いでしょうとのことになりました。
心臓ペースメーカーをつけてからのAさんは、単にお元気になるだけでなく、しゃきっとして話をしたり笑ったりする機会が増え、別人のように元気になられました。
Aさんを老人ボケと言ったかたにはお詫びにご馳走でもしていただきましょうか、という冗談がでるほどの改善ぶりでした。
やはり諦めるまえに、まず相談ですね。
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執筆:米田 正始
福田総合病院心臓センター長 仁泉会病院心臓外科部長
医学博士 心臓血管外科専門医 心臓血管外科指導医
元・京都大学医学部教授
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