お便り104: 大動脈弁置換術でアスリート生活にカムバック

Pocket大動脈弁狭窄症に対する大動脈弁置換術はすでに安定した成績それも短期だけでなく年余にわたる長期に示されています。 しかし通常の胸骨を切る方法での心臓手術ではなかなかもとの生活とくに激しいスポーツには戻りづらいと […]

お便り103: 僧帽弁形成術を肺を守るためのミックスで

Pocket僧帽弁形成術、MICS手術とも進化を続けています。 かつて弁形成が不確実だった時代には肺が悪い患者さんには最初から決め打ちで僧帽弁置換術を行ったものですが、エキスパートがいる病院ではほとんどの場合、形成 を確 […]

お便り102: ポートアクセスで心房中隔欠損症ASDを

Pocket心臓病のなかでも病脳期間つまり病気で悩む年月が長い病気では患者さんも手術がなかなか決心つかず、悩みつづけることがまれならずあります。生まれた時から病気をもつ先天性心疾患はその一例です。 下記 の患者さんは心房 […]

お便り101: 信念で難手術を受け乗り切った僧帽弁形成術の患者さん

Pocket患者さんは30代前半の女性です。心内膜床欠損症のため小さいころに心臓手術を受けておられます。 今回は僧帽弁閉鎖不全症が悪化したため来院されました。 いちど名古屋ハートセンター(*註)の他の先生の外来を間違って […]

お便り100: お掃除のおばさんからのお手紙

Pocket天声人語という言葉があります。有名新聞のコラムの題名ですが、もとは中国の古典で「天に声あり、人をして語らしむ」という言葉があり、そこからの引用です。 病院で言えば偉い先生方の声も有難いのですが、庶民的なレベル […]

お便り99: 虚血性心筋症術後7年、新たな心臓病を乗り切る

Pocket虚血性心筋症は心筋梗塞のあとで、梗塞をまぬがれた心臓部分が次第に大きく弱くなる病気です。 時間とともに重症化し、長くは生きられない状態となります。 しばしば虚血性僧帽弁閉鎖不全症を合併し、いっそう寿命を短くし […]

お便り98: ポートアクセス法僧帽弁形成術で早い仕事復帰を

Pocket人間出会いはさまざまです。患者さんは50代男性で浜松からお越し下さいました。 仕事でお忙しく、あまりゆっくり療養もできない状況で、かつ手術後には病気を忘れて仕事に熱中できるような治療をもとめて私の外来へ来られ […]

お便り97: 冠動脈瘤の患者さん

Pocket冠動脈瘤は心臓に血液を送る冠動脈がこぶのように膨らむ病気です。これにはいろいろなタイプがあります。 こどもの頃に患った川崎病(MCLS)の後遺症として大人になってから冠動脈瘤が大きくなったり心機能が低下したり […]

学生さんからのお便り1: 臨床実習を終えて

Pocket学士入学というのはアメリカでは標準なのですが、日本ではいわば出遅れ組に属するかたちになります。 日本の臨床研修とくに外科系のそれは、病院その 日本の研修とくに外科系研修のなかでは個人の工夫と努力は海外以上に必 […]

お便り96: 感染性心内膜炎のあとの僧帽弁閉鎖不全症

Pocket感染性心内膜炎(IE)では僧帽弁が複雑に壊れた僧帽弁閉鎖不全症になることもあります。 患者さんは40代女性で半年前に感染性心内膜炎のため大学病院の循環器内科で治療を受けられました。 感染は治まり普通の生活に戻 […]