【第四号】 新型インフルエンザ

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暑さが一段落したこの頃ですが、皆さん如何お過しでしょうか。

新型インフルエンザが流行しています。新聞の報道では、8月末の1週間
で15万人が発症確認されています。夏という、普通ならインフルエンザが流
行しにくい季節のことですので、やはり異常な流行ぶりです。

心臓血管外科の患者さんたちの中で、手術ですでに心臓が良くなった方々には
心臓という意味のリスクはそう多くないかもしれませんが、心不全が多少でも
残るタイプの病気や、糖尿病や年齢、肺機能障害や腎不全、その他さまざまな
付随病変があれば、一般の方々よりも注意が必要です。

これから次第に寒くなるにつれて、この新型インフルエンザの
患者さんや、それによる死亡者が激増することが心配されています。

それを考え、私のホームページ(心臓外科手術情報WEB)に基本知識の整理を
載せました。

http://www.masashikomeda.com/web/2009/08/post-9b03.html

ぜひご一読の上、対策を立てて頂きたく思います。またもし新型インフルエンザ

になれば、早期の治療が救命につながるケースも多いと思います。

心臓血管外科の患者さんたちにおかれましては、急に発熱し、新型インフルエ
ンザの可能性があると感じたらすぐに受診・相談して頂くことをお勧めします。

以上、突然ですが、心配になりメルマガ号外としてお送りさせて頂きます。

2009年9月1日

名古屋ハートセンター心臓血管外科
米田正始 拝

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執筆:米田 正始
福田総合病院心臓センター長 仁泉会病院心臓外科部長
医学博士 心臓血管外科専門医 心臓血管外科指導医
元・京都大学医学部教授
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