心臓手術を受ける患者さんのなかには、もともと血液透析を受けておられた、いわゆる慢性血液透析の患者さんが少なくありません。
そうした患者さんは冠動脈狭窄や大動脈瘤や動脈閉そくをはじめ、心臓弁膜症などの病気にもなりやすいからです。
その心臓手術後、血液透析の患者さんが大震災に会われて、もし透析ができない状況になれば、これも大変です。
1日以内、遅くとも2-3日以内に透析病院を探す必要があります。
その間、せめてカリウムを含む食べ物は避けて下さい。
たとえばバナナやみかんなどですね。
近くに適切な病院が見つからない場合は、他府県でも構いませんから、早く透析病院を探して下さい。
カリウムが極端に高くならなければ、その間、心臓はちゃんと動きますし、いのちを守ることが可能です。
あわてず、落ち着いて、しかし油断なく、大切な透析の再開をはかりましょう。
患者さんへのお知らせのページに戻る
心臓手術のお問い合わせはこちらへ
患者さんからのお便りのページへ
----------------------------------------------------------------------
執筆:米田 正始
福田総合病院心臓センター長 仁泉会病院心臓外科部長
医学博士 心臓血管外科専門医 心臓血管外科指導医
元・京都大学医学部教授
----------------------------------------------------------------------
当サイトはリンクフリーです。ご自由にお張り下さい。
執筆:米田 正始
福田総合病院心臓センター長 仁泉会病院心臓外科部長
医学博士 心臓血管外科専門医 心臓血管外科指導医
元・京都大学医学部教授
----------------------------------------------------------------------
当サイトはリンクフリーです。ご自由にお張り下さい。