拡張型心筋症にたいする心尖部温存式バチスタ手術

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Developing Academic Surgeonという研究会で日本発の手術法のひとつとして発表されたポスターです

バチスタ手術はアメリカでは健康保険が効かなくなったため廃れてしまいました。しかし私たちの研究や、須磨先生やヨーロッパの臨床研究から、症例を選び、かつ正しくやれば患者に十分益することが心不全外科の関係者の間では知られています。

そうした中で心尖部を温存することで術後心機能を改善し、手術の安全性を高めることを証明できたことは意義あるものと考えています。

実際ヨーロッパの友人たちは、この研究で証明されたことは自分たちの臨床での印象と同じだ、勇気づけられたと言ってくれました。

今後、啓蒙活動や新たな多施設研究などによってこのバチスタ手術の普及度が決まるものと思います。

 

①心尖部温存式バチスタ

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執筆:米田 正始
福田総合病院心臓センター長 仁泉会病院心臓外科部長
医学博士 心臓血管外科専門医 心臓血管外科指導医
元・京都大学医学部教授
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