【第四十三号】 大気汚染物質 PM2.5 につきまして

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 【第四十三号】
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           発行:心臓外科手術情報WEB
           http://www.masashikomeda.com
           編集・執筆:米田正始
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春らしくなってきましたが皆さんいかがお過ごしでしょうか。

楽しい季節ではありますが、花粉症の季節でもあり、かつ黄砂も気になります。

そうした中で「PM2.5」などというやっかいな大気汚染物質が話題になっています。

中国から飛来しているようですが、その本家中国では肺その他の病人さんが増えて困った事態になっているようです。

その大きな原因が石炭による発電ということがわかり、なるほど、それで石油の埋蔵量が豊富な尖閣にも手を出しているのかと、少し世の中が見えたような気がいたします。

それはともかく、最近のヨーロッパの権威ある心臓学会で、PM2.5は心臓病の患者さんの寿命を縮めるという報告がなされました。

この研究では主に心筋梗塞を患われた患者さんを対象として調べられたようですが、心臓病全体についても同様の懸念がでています。

こうなると放ってはおけない事態ですので、丁度依頼されたこともあって、オールアバウト(知識の百科事典のようなページです)にPM2.5の解説をいたしました。

http://allabout.co.jp/gm/gc/413020/

をごらんください。

皆様の健康管理にお役立て頂ければ幸いです。

ちょっとした工夫と注意でかなり改善できると思います。

とくにお年寄りや小さいこどもさんにはそうした知識が役立つでしょう。

いたずらに恐れることなく、しかし油断もすることなく、しっかりと体や健康をまもりましょう!

敬具

平成25年3月21日

米田正始 拝

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執筆:米田 正始
福田総合病院心臓センター長 仁泉会病院心臓外科部長
医学博士 心臓血管外科専門医 心臓血管外科指導医
元・京都大学医学部教授
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