この10月26日に奈良市にある、おかたに病院にて「な ら健康まつり」が開催されました。
かんさいハートセンターも地域医療でお世話になっておりますので、私もおよばずながら参加させて頂きました。
アットホームな手作り感と地域密着感のあふれたおまつりで、同病院の駐車場で開催されたというのは大変好感がもてるものでした。
他の用事のため部分的な参加になりましたが、大勢の地域の方々や患者さんたちでにぎわい、楽しい企画だけでなく役立つ企画も多数ありました。
たとえばAED実演で多くの方々に慣れて頂くことで 、これから地域での心停止の救命率は上がることでしょう。健康チェックやストレス度チェックは病気になるまえに予防するという観点から大いに役立つと思いました。無料低額診療事業相談は素晴らしいと感嘆いたしました。
私の専門は心臓手術ですが、こうした地域密着の医療があってこそ心臓外科もお役に立てると実感いたしました。
くわえて、こどもさんたちの参加が多いことに感心しました。地域の支持を得ている病院だからこそできることでしょう(写真左、多数のこどもさんたちが遊んでいました。奥のほうで立っておられる恰幅のよい紳士が院長の三好先生です)。
私がおかたに病院を訪れるときについ見てしまうのが病院の沿革の掲示です。故、岡谷実先生が死の行軍といわれたフィリピンの戦場から九死に一生を得て帰国され、その経験から誰もが良い医療を受けられる病院を造るというポリシーを貫かれたというところにこころを打たれます。
模擬店でいろいろ食させていただいたあと、何ともほっこりした幸せな気分で会場を後にしました。
院長の三好毅志先生、関係の皆様、お疲れ様でした。来年もまたよろしくお願い致します。
平成26年10月27日
米田正始
執筆:米田 正始
福田総合病院心臓センター長 仁泉会病院心臓外科部長
医学博士 心臓血管外科専門医 心臓血管外科指導医
元・京都大学医学部教授
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おかたに病院の**です。ブログで紹介してくださっていたのですね。今頃になって気がつきました。その節はありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。