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いい心臓・いい人生 【第六十六号】ローカーボ食研究会・学術集会
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発行:心臓外科手術情報WEB
https://www.shinzougekashujutsu.com
編集・執筆:米田正始
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拝啓
皆様いかがお過ごしでしょうか。寒い日が続きますが風邪などめされてないでしょうか。
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心臓病や大動脈疾患は冬に多発します。最近は急性大動脈解離の患者さんが連日病院へ来られま
す。またVSP 心室中隔穿孔 などの患者さんも来院され緊急手術が続いています。
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平素の健康管理や心臓病の予防、そして早期発見といざという時の迅速な早期治療が患者さんの
いのちを救います。私のHPなどがご参考になれば幸いです。
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さてNPO法人日本ローカーボ食研究会の第6回学術集会が近づいて参りました。
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これまでの学術集会では糖質制限食の素晴らしさや注意点、弱点をさまざまな角度から発表、検
討して来ました。ただ痩せるだけでなく、がんを増やさない、動脈硬化も起こさない、健康に益
する、さらに長生きに役立つ、正しい糖質制限食を科学的に論じて参りました。
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つまり安全で安心な糖質制限食の普及に一役買ってきたものと思います。
またそこから心臓病、高血圧、腎臓病その他さまざまな病気の患者さんへの応用の道を切り拓い
て来ました。私個人は心臓外科、心臓手術の患者さん達にもお役に立つような糖質制限食も研究
し発表致しました。
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今回はそれとは一味ちがう企画で開催します。
糖質制限食だけでなく、糖尿病の治療のこれからあるべき姿を論じます。
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糖尿病の治療は2012年以後、大きく変化しました。
しかしまだまだ多くの臨床医はこれを知らず、昔ながらのHbA1c6.5%以下を目指し、たくさんの低
血糖発作が患者さんに起こっています。
低血糖発作が患者さんの認知症や死亡率を悪化させる重要因子であることが証明されているなか
で、これは大変不幸なことです。
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とういことでこうしたパラダイムシフト、新しい時代の新しい糖尿病の治療を啓蒙するために、
多くの医師・医療者・関心のある方々にご参加頂ければと思うのです。
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奮ってご参加ください。
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記
日時:2016年3月6日(日) 午前10時30分~午後4時30分
場所: 安保ホール 301号室 〒450-0002 名古屋市中村区名駅3-15-9
TEL 052-561-9831 JR名古屋駅 徒歩2分
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参加費:3000円(学生1000円)
主催 NPO法人日本ローカーボ食研究会
テーマ「糖尿病治療のパラダイムシフト」
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第一部 特別講演 10:30-12:30
特別講演1 司会 灰本元 (灰本クリニック内科)
「糖質・脂肪摂取、体重と総死亡リスク」
名古屋大学大学院医学研究科 予防医学教授 若井建志
特別講演2 司会 宇佐美範恭 (一宮市民病院呼吸器外科)
「HbA1cはどこまで下げるべきか~大規模介入試験のメタアナリシスから~」
むらもとクリニック 内科 村元秀行
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第二部 基調講演・症例検討・パネルディスカッション 13:30-16:30
司会:前田恵子(もくれんクリニック老年科)米田正始(野崎徳洲会病院心臓外科)
【基調講演】
「低血糖と総死亡」 村元秀行(むらもとクリニック内科)
「低血糖と認知症」 中村 了(名古屋逓信病院 老年科)
【症例検討】
・低血糖に関する症例① 梶 尚志(梶の木医院 内科)
・ ② 小早川裕之(小早川医院内科)
・ ③ 前田恵子 (もくれんクリニック老年科)
・ ④ 高守里香 (名古屋逓信病院管理栄養士)
・ ⑤ 渡邉志帆 (灰本クリニック管理栄養士)
【パネルディスカッション】
パネリスト:村元秀行、中村 了、梶 尚志、小早川裕之、高守里香、渡邉志帆
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それでは皆様、よろしくご参加のほどお願い申し上げます。
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敬具
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平成27年12月14日
米田正始 拝
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